Q: 金沢には、石川県通訳案内士協会が属する国家資格の全国通訳案内士の外に、金沢市が管轄する特例通訳案内士が活動していますが、その特徴(相違)を教えてください。
A: 金沢市の特例通訳案内士制度は2017年春に導入されました。金沢市内に限定して通訳案内業務を行うもので、現在の対応言語は英語のみです。受験資格には、実用英語検定準1級またはTOEIC730点以上の能力が要求されます。
一方、私たち全国通訳案内士の業務可能範囲は日本全国です。石川県通訳案内士協会は2012年に発足し、会員は金沢を中心に近隣県で就業しています。英語受験が免除される条件は英語検定1級合格またはTOEIC840点以上とハイレベルです。会員が保持する資格外国語は多言語にわたります。
Q: ガイドの予約は催行日の何日前までにしたらよいですか?
A: 概ね2週間前でしたらガイドを確保できますが、ご旅行日が決まったらできるだけ早めのご予約をお勧めいたします。特に桜や紅葉の時期は半年前のご予約でも早すぎることはありません。
Q: 予約取り消し料を教えてください。
A: 通常は、催行2週間前以降はガイド料金の30%、1週間以降はガイド料金の50%、2日前以降は全額となります。
Q: ガイド料金に含まない費用を教えてください。
A: ガイド業務中に発生する交通費とガイドの現場までの往復交通費、お客様とガイドの入場入館料(一般的にガイドの入場入館料は免除)・食費・宿泊費など。
Q: 金沢を起点にした主要観光地への所要移動時間を教えてください。
A: 金沢からの移動時間は下記のとおりです
東京へ:新幹線で最短2時間30分
京都へ:JR在来線で最短2時間10分
白川郷と高山へ:ハイヤー(予約必要)を利用する場合、各々1時間10分と50分ですが、金沢―白川郷の途中で五箇山に立ち寄るなど自由に移動できるので便利です。
高速路線バス(予約必要)を利用する場合、各々の移動所用時間はハイヤーに比べて少々多くかかりますし、運行本数が限定されていて、移動発着時間に左右されますので、割安ですがあまり実用的ではありません。
ハイヤー/高速バスとも当会員が同行ガイドできます。
輪島へ:ハイヤー(予約必要)を利用する場合は1時間50分程度かかります。
北陸鉄道「わじま号」観光バス(予約必要)を利用しますと、金沢駅を8時頃に出発し輪島の各観光地を回って金沢駅に午後5時頃帰着できます。北陸鉄道の日本語のガイドさんが同乗して、輪島朝市、輪島塗会館、白米千枚田、輪島キリコ会館、昼食付、機具岩(車窓)、千里浜なぎさドライブウエイ(悪天候時は走行中止)と魅力溢れたコースに案内してくれます。
この他に北陸鉄道路線バス(予約不要)がありますが、2時間30分を要しますので実用的ではありません。
いずれも当会員が同行ガイドできます。
Q: 金沢市内の観光名所間はどのように移動したらよいですか?
A: 金沢の名所はほとんどが市内中心部に位置していますので、健脚の方は歩いて移動をお楽しみいただけます。市内周遊バスを利用すれば1日乗り放題で料金は600円。タクシー料金は比較的に離れた名所区間で利用されても1,000~1,500円程度です。
Q: 金沢ではどんな日本の伝統文化体験ができますか?
A: 金箔貼、九谷焼き絵付け、和服着付け、加賀友禅彩色、和菓子作りなどがあり、基本的には予約が要ります。
Q: 金沢で芸妓を見られますか?
A: 各興行者が催行しているイベントに参加したり、高級旅館や料亭を通じての手配する、などの方法があります。